traveller D.
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世間は昭和の日であるが吾人としては昭和を求める為に東上線に乗る。
都内も年々昭和な風景が無くなり、どこもかしこも再開発やらタワマン建設だので何の面白味もない風景に変わってきている今日この頃であるが、東上線はまだ比較的昭和が多い。
最近は大山のアーケード街を壊してタワマンにすると騒いでいるが、商店街は一度壊したらもう二度と戻れない。
大山は比較的活気があるのでわざわざ壊す必要は無いと思うのだが、それでも池袋から近い分、タワマンにしたほうが売れるのだろう。
座して死を待つアーケード街が多い中、大山は非常にもったいないと思う。
一方こちらは座して死を待つアーケードの部類の一つである北町アーケードショッピングモール。
名前が既に昭和であるが、入口のゲートが発狂レベルの素敵さである。
昭和の休日にわざわざ訪れる好き者は吾人くらいであろうが、こういう昭和遺産こそ残していかないといけない文化であると思うのだが、どういうわけか江戸やら明治やら大正だのは重宝されるのに、昭和の貧乏臭い文化は壊されるだけなのである。
新横のラーメン博物館に行って
「映える~萌える~エモい~」
なんてほざいてるやつらを見るとひっぱたきたくなるが、ああいう作り物の昭和に感動してる暇があるならば、北町アーケードショッピングモールを見てみろと言いたいものだ。
まさにこれぞ元祖の昭和なのである。
それでは入ってみよう。
真っ暗である。
誰もいない。
中はL字型になっていて何やら鳩の住みかのようにもなっている。
歩いて僅か60秒で外に出れてしまう。
どっかの看板は未だに電話番が3桁であり泣けてくる。
これが令和の東京に残されているのだからブラボーとしか言いようがない。
このまんま練馬昭和博物館にしてもらいたい程である。
ここもいずれはタワマンになってしまうのかもしれない。
まもなく昭和100年である。
昭和遺産としてはいつまでも頑張ってもらいたい場所だ。