岡本さとし
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青山の通り沿いに静かに佇むレンガ造りの外観。まずその佇まいがもう渋い。大きなガラス窓越しに見える店内も落ち着いていて、入る前から「ここはちゃんと本と向き合う場所だ」と感じさせてくれます。
店内はコンパクトながら、建築・アート・写真集・文学などのセレクトがとにかく硬派。流行りのポップなディスプレイや雑多な売れ筋推しというよりも、「長く残る本」を丁寧に置いている印象。背表紙を眺めているだけでも知的な刺激があって、気づくと時間が経ってしまいます。
2階のギャラリースペースもまた雰囲気があり、静かな空間で展示を楽しめるのが魅力。観光地的な賑やかさはなく、落ち着いて過ごせるのがこのお店の一番の価値だと思います。
派手さはないけれど、この重みと空気感は他ではなかなか味わえない。青山という場所に、こういう“渋さ”を貫いている書店があるのは本当に嬉しい。ゆっくり考えごとをしたい日や、ちゃんと一冊を選びたい日にまた訪れたい場所です。