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予約困難店。2024年12月に初めて訪問し、今回2025年5月に2回目の訪問。古民家的に温もりのある店内、オープンキッチン。
コース(価格失念)とペアリング8種(7700円)。最終的なお会計は3万円弱。
料理はスパニッシュをベースとしていつつも、独創性が強い。いわゆるモダンスパニッシュ。一皿一皿解説できる自信がないが、見た目の楽しさはもちろん、幾重にも折り重なる食感や味わい、複雑性には目を見張る。イベリコ豚のプレサ(肩ロース)は最高の火入れ。噛み締めるたびに純朴なイベリコ豚が口内を躍動する。そしてホタルイカのパエリヤは、エキスが米の芯まで行き渡り、何とも言えぬ幸福感。最後の2種のデザートまで抜かりがない。
ペアリング8種は全てがスペインと日本。遊び心や意外性のあるペアリングには驚かされる。特に良かったのはリベラ・デル・デュエロのテンプラニーリョ2011vt、イベリコ豚と最大限のペアリング。ちなみにペアリングはメニューに540mlと書かれているが、早めに飲んじゃうとお替わりを注いでくれる。
スタッフがホスピタイティを持ちながらもキビキビ動き、落ち着きがありながらも活気がある店内。肩肘張らずに自然体で楽しめる。次回10月の予約も楽しみです。