ヘラクレス
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麻布とかミシュランとか
そういうキラキラした響きに反し
アットホームで落ち着く雰囲気を感じたのを覚えています
この時は春になりたての時期でしたが
フリットにした軽やかな味わいは新しいハマグリ体験でした
春キャベツで春を感じると思ったら 白い泡からもトマトを感じ
意外性を感じられる皿でコースが始まりました
キンメダイの皮をカリカリにしたものは アマダイの若狭焼きモチーフに感じます
続いて出てきたのがシャラティエッリ
手打ちのパスタです
牛乳と卵白を練り込んでいるのが特徴で
麺自体が一つの料理とも言えます
続いても手打ちのタリアテッレ
蕗のとうが これまでと同様 日本の春を感じさせる構成です
プリモがいずれも メインのような立ち位置にあるのが
パスタ好きの自分には嬉しいこだわりです
セコンドは炭火焼きの豚ロース
熟成されていて
脂身だけでなく肉も美味しい豚肉
高い牛じゃなくてもちゃんと主役になってこれる仕上がり
最後はヘーゼルナッツの甘さとフェンネルで爽やかにしめるドルチェ
通底に日本と春があり
高い食材じゃなくても自分の手で丁寧に作るこだわりを感じられるメニューは
全体的に肩肘をはらない居心地の良さがありました
お値段もいかつくないので
近くに住んでたら ふらっとよく行きそう
店も少人数で回せる規模感で
そういう普段使いの魅力がある店って
ミシュランでの評価落とすことあるんですよね
味だけじゃなくサービスとかにもコスト投下しないと維持しにくいので
気にせず 自分たちの手で回せるお店を今後も築いて頂きたいです